またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

2009-01-01から1年間の記事一覧

ニック・ロー&ライ・クーダー

Ry Cooder , Nick Lowe & Joachim Cooder / They Drive by Night Japan tour 2009雨がそぼ降る夜、ライ・クーダーとニック・ローのジョイントの最終日、渋谷のオーチャードホールに駆け込んだ。 まったくついていない日で、チケットの入った財布を忘れたこと…

男と女の間には?―『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』

ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜/根岸吉太郎/2009/日本 映画館の暗闇でこの『ヴィヨンの妻』を観ながら、ふと、ある映画が思い浮かんだ。 成瀬巳喜男の『浮雲』である。 戦後日本の復興期を舞台に、腐れ縁で結ばれた男と女の話を描いた傑作である。小津安…

Au Revoir また来てね!パトリシア

Patricia Petibon Opera Aria Concert 10/31 東京オペラシティ コンサートホール恋人たちアーティスト: プティボン(パトリシア),ハイドン,グルック,モーツァルト,ハーディング(ダニエル),コンチェルト・ケルン出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック ク…

パトリシア・プティボン来日!

パトリシア・プティボンというフランス人のソプラノ歌手をご存知でしょうか? たまたまNHKでコンサートの映像を見て以来、パトリシアのファンになりました。 歌声の魅力もさりながら、ユーモアとエスプリたっぷりの魅力あるステージです。 今週の土曜日にコ…

Cats in the BoX

表情がたまりませんねぇ。パシ、パシいう音も猫は好きですよね。 こちらの子もあまり楽しそうでないところが可笑しいです。 こっちの遊び方が普通でしょう。

あの素晴らしい音楽をもう一度―加藤和彦さん自殺

加藤和彦さんが亡くなったという一報を、お昼のニュースで知った。その後自殺らしいと聞いた。残念だ。 「悲しくて、悲しくて、とてもやりきれない」なんて歌詞だろう。今日の日を暗示していたかのようだ。 この歌はサトウハチローの詞に加藤和彦が曲をつけ…

宇宙遊泳犬

後部座席をご注目。 急降下する飛行機の中で宙に舞うワンちゃんでした。

テクノストレス顛末記〜そのいち〜

事の始まりは雑誌AERA English 9月号だった。 なかなか上達しない英語をなんとかしたいと思っていたところ「iPhoneで英語!」という特集を読んで、「コレだ!」と思ってしまった。iPhoneにいろんな英語教材や英語のポッドキャストなどをダウンロードして、…

People have the power―『パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ』

Patti Smith:Dream Of Life/Steven Sabring/2008/米パティ・スミスについて、そんなには知らない。ファンという訳でもない。CDも持ってない。 ただ、パティ・スミスのライヴを体験したことがある。引退していた彼女が音楽シーンに復帰して、1997年に初来日し…

まだ生きている―キェシロフスキ・プリズム『スティル・アライヴ』

STILL ALIVE/2005/ポーランド/マリア・ズマシュ=コチャノヴィチ監督 先週末、偶然乗り合わせた山手線はチョコレート電車だった。車内の広告もMeijiのチョコレート一色で、思わず甘〜い香りが漂ってきそうな気配だった。 肌寒い雨の中、簡単にラーメン屋で腹…

早稲田から都電に乗って荒川で落語会。

秋晴れの土曜日、○十年ぶりに都電に乗った。 そういう年になったのか?落語に興味が湧いて来て、春風亭昇太と林家たい平のふたりの落語を聞きに、遠路荒川まで足を運んだ。 落語会は夕方である。せっかくのいいお天気なので、ひさしぶりに散策しようというこ…

夏の終わりの陽水

NHKで4夜連続で放映していた「LIFE 井上陽水〜40年を語る」が面白かった。 一番多感な中学時代によく聴いてはいたが、熱心なファンだったわけではない。 しかし、番組を見ているうちに、いかに陽水の曲をたくさん知っているか、いかに陽水の歌が私の心に…

無知は罪なのか?―『愛を読む人』

The Reader/Stephen Daldry/2008/アメリカ、ドイツ 『愛を読む人』は、数年前のベストセラー『朗読者(The Reader)』の映画化である。 この2時間余りの映画は、愛の物語であり、市民の戦争犯罪に切り込んだ問題作でもある。 特に印象的なのは、年の離れた恋…

すこし愛して、ながく愛して。―男たちに愛された大原麗子逝く

闘病中と聞いていた大原麗子さんが亡くなった。大女優の孤独死と伝えられている。他人事ではなく、痛ましい限りだ。 大原麗子で思い出されるのは、何と言ってもサントリーのウィスキーのCMだ。 男たちが憧れる「待つ女」を可愛く演じたシリーズだ。市川崑が…

宇宙に思いを馳せる映画

その上、今年はガリレオが望遠鏡を発明して400年、人類が月に降りたってから40年。それも昨日7/20だった。ということで、宇宙関連の映画『スター・トレック』と『スターウォーズ』以外の、またたびセレクションでGO!ライトスタッフ [DVD]出版社/メーカー: ワ…

皆既日食見えるかな?

ここのところ、皆既日食が日本でも見られるとかで、連日その話題で盛上がっている。 日食グラス売れきれだそうだが、「日食」は日本語なのに「グラス」は何故英語?正しくは「グラシィーズ glasses」となるのでは?ここで英語の豆レッスン。 「日食」は“a so…

音楽はすべての人を救う―『路上のソリスト』

The Soloist/Joe Wright/2009/America I knew him playing the violin on a dairy crate in the moning sun,,, Every night my friend Nathaniel tucks his instruments away and lays his head amang the predetors, hustlers and drunks,,, 彼はいつも朝日…

映画『ハゲタカ』はドラマを超えられたか?

ハゲタカ/大友啓史/2009/日本/ 誰かが言っていた。人生の悲劇はふたつしかない。ひとつは金のない悲劇。 そして、もうひとつは金のある悲劇。世の中は金だ。金が悲劇を生む。 企業買収をテーマにしたドラマ『ハゲタカ』は、ホリエモンらが世間を騒がせていた…

スーパースターの死

昨日の日曜日は久しぶりのTOEICの試験だった。終了後、おあずけ状態だった映画に行って、友人と少し飲んだ。ブログの更新も出来なかった。 25日にマイケル・ジャクソンが亡くなったが、世間の反響はなかなか止む気配もない。 TIME誌のヘッドラインに“The D…

世界を舞台にしたピアニスト!

クライバーン・ピアノ・コンクールで優勝した辻井伸行君の話題で持切りのところ、また日本人のピアニストの快挙が報じられました。 ロンドンを拠点に活躍する内田光子さんがイギリス政府からデームの称号を授与されるそうです。 内田さんといえば、1970年に…

仏像鑑賞は楽しい。―阿修羅展

若い女性の間で阿修羅像が大人気とか。その奈良興福寺の阿修羅展もこの日曜日で東京を去る。阿修羅様、御一行はこの後福岡を廻るそうだ。 上野の阿修羅展に行ったのは、豚インフルエンザの騒動が最高潮だった3週間前だ。 40分待ちをものともせず、多くの善…

斉藤和義もやっぱり猫が好き!

今日のお昼、テレフォン・ショッキングのゲストで出て来た斉藤和義君。タモリとWカズヨシでした。生で歌った「ポストにマヨネーズ」という曲。イタ電を歌にするなんてすごいなあ。ギターも歌も上手いうえにユーモアもあって、惚れ直しました。 猫が好きなの…

伊東四朗一座×熱海五郎一座『日本映画頂上決戦』

今週の水曜日は誕生日だった。誕生日は笑って過ごそうというわけで、伊東四朗と三宅裕司の劇団の芝居を見に行った。 笑わせてくれるだろうと思っていたが、予想以上の面白さだった。 三宅裕司の「熱海五郎一座」というのは、もちろん敬愛する伊東四朗をもじ…

大森南朋もやっぱり猫が好き!

ドラマ『はげたか』の再放送で、大森南朋は今ちょっとしたマイ・ブームである。 お父さんの麻呂赤児はちょっと怖いが、なんだか凄い。子供のころ膝に座らされて腕を噛めと言われるので噛んだら、頭を齧られたそうである。まるでライオンの子育てである。 こ…

猫のしっぽ カエルの手―ベニシアさんの京都里山暮し

ベニシアの京都里山暮らし ―大原に安住の地を求めて Venetia's Kyoto Country Living作者: ベニシア・スタンリー・スミス Venetia Stanley-Smith,写真家=梶山正(かじやまただし)出版社/メーカー: 世界文化社発売日: 2009/04/04メディア: 単行本(ソフトカバ…

あのCIAをとことんコケにしちゃいました。―『バーン・アフター・リーディング』

ここ2ヶ月間くらい観た映画の感想をアップしていく予定です。後、阿修羅展もね。 (Burn after reading/2008/Joel Coen & Ethan Coen/アメリカ) 『ノー・カントリー』で世界を震え上がらせたコーエン兄弟の新作は、得意のコメディ『バーン・アフター・リー…

無念!忌野清志郎再復活ならず

今日夜遅く清志郎が亡くなったと、NHKのテレビニュースで知りました。ショックです。 最初の活動休止の時は楽観視していました。このブログでエールを送ったのは2006年9月でした。 それから元気に復活し、コンサートでも歌っていたのに..。日本のミュージ…