またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

2007-01-01から1年間の記事一覧

『マイティ・ハート』を見たら、『グアンタナモ僕達が見た真実』も見よ!

今、パキスタンが大変なことになっている。ブット元首相が暗殺されて、自爆テロで大勢が犠牲になった。パキスタンは民主化どころではなく、ムシャラフではなく混沌が国を席巻している。イランで誘拐された中村さんはパキスタンにいるという報道だが、いまだ…

Merry Christmas!

六本木ヒルズから見た東京タワーです。ボケボケで、なんかキャンドルみたい。

Merry Christmas!

人生はパイのように楽じゃない―『ウェイトレス〜おいしい人生の作り方』

Waitress/2007/アメリカ TIME誌で今年の映画9位にランクされた『ウェイトレス』は、一見甘そうに見えて、実はスパイスの効いたコメディだ。 主人公の友人ドーンも演じている、監督・脚本のエイドリアン・シェリーには久しぶりに出会った。というのは、十何…

TIME誌の今年の映画ベスト10

アメリカの週刊誌タイム最新号が、いろんなベストテンを発表しています。 本や映画はあたりまえですが、「破局ベスト10」(夫婦だけでなくトーレ監督↔ヤンキーズとかね)、「発言ベスト10」(カルロススペイン国王がチリのチャベス大統領に言った、黙れ…

悪夢より恐い現実って?―『パンズ☆ラビリンス』

El Laberinto del Fauno/Pan's Labirinth/2006/スペイン・メキシコ 『パンズ・ラビリンス』につながる世界 去年のギリアム版不思議の国のアリス『ローズ・イン・タイドランド』につづき、またもや少女のダーク・ファンタジー映画の傑作が誕生した。私の今年…

マーカス対プリンター

もう、困ったマーカス君。プリンターから出てくる紙に取り憑かれています。 トイレの水に取り憑かれているギズモちゃんとどっちがうわて? Gizmo Fulashs

もう終わっちゃうの?―『ヴィットリオ広場のオーケストラ』

L'orchestra di Piazza Vittorio/2006/イタリア 渋谷のイメージ・フォーラムで単館上映している『ヴィットリオ広場のオーケストラ』が、こけてしまったらしく、現在レイトショーをやっているものの、30日の金曜日で終わってしまいます。私は先週駆け込みで7…

It's Oh So Cute!

この猫のビデオを作ったiddymouseさんは、編集がうまく、バックの音楽との調和が抜群です。曲は、アイスランドの歌姫Byorkの"It's Oh So Quiet"です。ビョークも猫っぽいですよね。もうねむくて、ねむくておもわず頭がのけぞってしまうねこ、かわいいでしょ!…

求道者の品格―『呉清源 極みの棋譜』

2006/中国/The Go Master 冬のピンと張りつめた冷たい空気を思わせる作品である。 周りの景色も、呉清源を演じるチャン・チェンのたたずまいも、囲碁の盤も碁石も、昔の日本家屋も美しい。全編漂う緊張感を感じるために、是非映画館で観て欲しい。 まだ公開…

世界中の映画好きに捧げる映画―『それぞれのシネマ』

To Each His Own Cinema/2007/フランス他 東京フィルメックスのオープニング作品『それぞれのシネマ』を観て来た。 この作品は、カンヌ映画祭が60回を記念して世界の映画作家にそれぞれ短編を委託し集められたオムニバス映画。映画館をテーマに、持ち時間は…

漱石と猫と私―「文豪・夏目漱石 そのこころとまなざし」

文豪・夏目漱石 そのこころとまなざし作者: 江戸東京博物館・東北大学出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/09/20メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (15件) を見る「夏目漱石といえば猫」というのは私の連想だが、十代の頃から漱石が…

ふたりの間には音楽があった―『ONCE ダブリンの街角で』

ONCE/2006/アイルランド この『ONCE ダブリンの街角で』を都内で単館上映している映画館では、チケット窓口で歌を口ずさめば割引されるそうだ。上手か下手かは関係なく、何か歌えばいいらしい。私は水曜日の千円の日に行ったので歌わなかったが、人前で歌う…

かる〜く出来ちゃいました―『タロットカード殺人事件』

Scoop/2006/イギリス・アメリカ ウディ・アレンは、創作意欲を湧きたててくれるミューズと街に出会い、前作『マッチポイント』を久々の傑作に作り上げた。ロンドンとスカーレット・ヨハンソンである。 『マッチポイント』では、ウディ・アレンの代名詞ともい…

ノラのピアノ調律師:レニー

ご無沙汰しています。またまたピアニストのノラです。 今日は、弟のレニーを紹介します。私のピアノの調律をしてくれています。売れっ子で、ビリー・ジョエルにも呼ばれるくらいなの。私のまあばらすなピアノプレイも見てね!Click below! 5/31猫弾いちゃった…

初めてのマレーシア映画―砂利の道(The Gravel Road)

東京を台風が吹き荒れた土曜日、六本木でインド系マレーシア人の家族を描いた作品を観た。東京映画祭の「アジアの風」という企画。この前に上映されたスティーブン・ブショーミの『インタヴュー』が満員だったため、何の予備知識のないまま観た。 タイトルど…

親子パンダ―かわいい子には旅をさせない

アトランタ動物園のルイルイとメイランです。母パンダのルイルイは、メイランがジャングルジムに登る度に引きずり降ろしてしまいます。メイランはそれでも構わずまた登ります。でもおかあさんは許しません。登っては降ろすの繰り返しです。時々落としてしま…

氷の海で立往生する白くま―『北極のナヌー』

Arctic Tale/2007/アメリカ いつもなら分厚い氷が張っているはずの北極の海。氷が砕けたガラスのように浮かび、碧い海が白い氷の下から顔を覗かせている。その小さな氷の上で。大きな北極熊が右往左往している。手近の氷に飛び移ろうとして失敗。無様である…

ねこ鍋〜ふたたび〜

最近ねこ鍋の話題をたびたび耳にするので、また取上げました。DVDが出たそうです。 実際丸い鍋を見ると、猫を入れたくなりますね。ねこ鍋 [DVD]出版社/メーカー: ドワンゴ・エージー・エンタテインメント/BinaryMixx Records発売日: 2007/10/17メディア: DVD…

先週、気になった世界の出来事 ―マスクをした兵馬俑と赤に染まった泉

世界的に有名なふたつの場所で、おかしな事件がありました。ロンドンの大英博物館とローマのトレビの泉です。偶然私は両方とも、訪れたことがあります。 大英博物館では、環境活動家のイギリス人の男性が、展示されている兵馬俑に「CO2」と書かれたマスクを…

ストレス太り?

またまた疲れが溜まって更新さぼってしまいました。秋のせいで眠いのでしょうか?でも一年中眠いような気がします。お腹もよく空くし、会う人ごとに「太った?」と訊かれます。はいはい、着実に体重は増えております。みんなにお酒のせいだろうと思われてい…

残念なビルマ情勢

先日ビルマのデモのことを書いてから、まったくもって、酷いことになってしまいました。ビルマの軍事政権は、今さえ乗り切れれば先の事はどうなってもいいのでしょう。僧侶を手にかけ、民衆の怒りを屁とも思っていないようです。これで、タン・シュエ氏は国…

金木犀の香りに秋の気配

すっかり涼しくなって、眠ってばかりいる今日この頃です。 筑紫哲也キャスターがNEWS23に帰って来ました。知人でもなんでもないのですが、毎日のように顔を拝見していると、親しい人のような気がするものです。癌で入院と聞いたときは心配しました。少々むさ…

現役続行―野茂のうれしいニュース

メジャーリーグも佳境に入っていますが、野茂のうれしいニュースが届きました。 ベネズエラのウィンターリーグで、プレーするそうです。現在イチロ−や松坂が活躍するメジャーリーグですが、野茂のパイオニアとしての活躍を忘れてはなりません。メジャーでま…

「眠り猫」ミステリーと被災地の猫

先週、朝日新聞で都内各所に出没する、看板上で眠り続ける親子猫が取上げられていましたね。私も気になって、目撃談をネットで調べたりしました。結局、なぜ池袋、銀座、吉祥寺と場所が離れているのか?なぜ大勢に囲まれても平然と眠り続けているのか?なぜ…

ビルマで10万人規模のデモ

ここ数日、軍事政権による圧政が続くビルマで、僧侶が抗議に立上がっています。強権を貫いて来た政権も、民衆の尊敬を集める僧侶たちには手を出せないでいるようです。デモ隊は、軟禁状態にあるアウンサンスーチーさんの家の前にも行く事ができました。彼女…

この子は、本当に昼寝をしている、荻窪在住の猫です。剥製なんかではありません。

猫とおじいさん;生まれながらの自由人―『ミリキタニの猫』

The CATS of MIRIKITANI/2006/アメリカ MAKE ART,NOT WAR! ミリキタニの猫 公式サイト←クリック ニューヨークのど真ん中ソーホーで、猫の絵を描く風変わりなホームレスの老人がいた。絵は売るが、恵んだお金は受け取らない。自分を「生まれながらの絵描き」…

ベネチア映画祭―グランプリは2度目のアン・リー作品に

世界中で中国製品への不信が広がるのを横目に、中国映画は今売りのようです。3年連続で中国勢が金獅子賞を獲得しました。長年の中国映画ファンの私にも嬉しい報せです。 受賞作は『Lust Caution(欲 戒)』で、戦時中の上海を舞台に、日本と通じた中国高官…