またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

2008-01-01から1年間の記事一覧

「戦争後遺症」日本―『靖国 YASUKUNI』

リ・イン監督/2007/中国・日本他国のことをとやかく言うまえに、日本はどうなのか? やっと見て来たドキュメンタリー映画『靖国』である。公開前はいろいろあったが、特別トラブルはないようである。公開初日は立見が出る程の盛況だったらしいが、2週間以上…

nationalism & patoriotism ナショナリズムと愛国心

最近のアジアは災難続きである。 ミャンマーでは軍部による民主化鎮圧に続き、大規模なサイクロンに襲われた。一方中国ではチベット自治区の民主化要求弾圧に続き、大地震が起った。両方とも未曾有の大被害である。偶然の一致だから、「それみたことか」とは…

元気そうだったのに! シドニー・ポラック監督死去

えっ?ついこの間『フィクサー』で渋い演技を見たばかりだったのに。 近年は味のある演技者として、映画に出まくっていた感のあるシドニー・ポラック監督。 最近の監督作では、2005年の『インタープリター』を見逃している。ツタヤにあったら借りてこよう。 …

しあわせな犬

この間帰省した長岡で、柴犬のサクラちゃんに会いました。 愛想の良い子で、初対面の私でも歓迎してくれました。 庭仕事をしていた飼い主さんの話から、可愛がられて素直に育っているのだな、と感じました。 写真を撮ろうと「おすましして!」と声をかけると…

カンフー熊

広島安佐動物園の「カンフー熊」もしくは「バトントワラー熊」ことクラウド君。 棒を回すパフォーマンスで大人気です。 棒が頭に当たってもへっちゃら。棒を溝に落としちゃうのもご愛嬌。ギャラリーが多いと燃えるそうです。雨の日は休演日です。 広島カープ…

駅猫

和歌山の猫の駅長さんが有名ですが、こちらの広島の猫さんの傍若無人振りはすごくないですか? 夜になると、遅番の白猫さんに交代します。

幼い嘘、償えない罪―『つぐない』

Atonement/2007/イギリス エンドロールが流れ出した時、分厚い小説を夢中で、一気に読み通したような、そんな気がした。 いい小説を読んだ後のように、この作品は観客の心にずしりと重いものを残していく。 青い目が印象的なブライオニー(3人の女優がそれ…

母のいない「母の日」

今日は母の日である。 写真は実家近くの図書館の庭のハナミズキ。ピンクの可憐な花だ。母も毎春眺めていたはずだ。 母は晩年この図書館に足繁く通っていた。 私は実家に帰ると、図書館の大活字本が置いてある棚に行き、数冊手に取ってみる。 その多くは、目…

子栗鼠を拾ったことはありますか?

You Tube を訪れたところ、この動画がスポットライトで紹介されていました。 私は幼い頃、よく子猫を拾いました。目も開かない子猫は、数日で死んでしまいました。 乳離れしていない子猫を生かす方法を知らなかったのです。可哀想なことをしました。さすがの…

石油というドス黒い血にまみれて―『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

There Will Be Blood/2007/アメリカ 「良い映画は音楽も良い」というのが私の持論だが、ポール・トーマス・アンダーソン監督の新作『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(どうして邦題つけないの?)の映画音楽は。近年稀に見る衝撃度だ。

ニコラエじいさん、さようなら!『ジプシー・キャラバン』

Gypsy Caranan/2006/アメリカ YOU CANNOT WALK STRAIGHT WHEN THE ROAD BENDS...(ローマのことわざ) ジプシーの語源は、エジプシャンだと聞いた事がある。今では、ヨーロッパ中心に散らばっているジプシー(ロマ)と呼ばれる人達は、もともとインドがルーツ…

白戸家のお父さんと向田邦子ドラマ

猫好きな私も大好きなソフトバンクのお父さんのCM。この動画をアップしたのは、バックに流れる音楽が気になったから。向田邦子ファンなら胸がキュンとなるはずだ。 向田邦子の脚本に久世光彦が演出したホーム・ドラマのテーマ曲だ。小林亜星作曲の「過ぎ去り…

テレビが壊れちゃった!

一昨日、突然テレビがブチッと写らなくなった。パソコンがブチ切れたことはあったが、テレビは初めて。音は出るので電波ではなく、ブラウン管の故障だろう。 おしきせの地上デジタル化で、どうせテレビは買い替えなきゃいけなかった訳だが、思っていたよりも…

『グーグーだって猫である』の予告編見ました。

大島弓子の漫画エッセイ『グーグーだって猫である』の短い予告編を映画館で見ました。 あまりに可愛かったのでご紹介!監督は切ないラブストーリー『ジョゼと虎と魚たち』を撮った犬童一心。主演の小泉今日子も猫好きだそうです。 私は昔からの大島弓子の大…

一筋縄ではいかない変化球のドラマ―『フィクサー』

Michel Clayton//2007/アメリカ 「今回のアカデミー賞候補は暗い作品が多かった」という声を聞いた。でもここ数年で飛抜けて作品の質が高いのではないか?というのが私の印象だ。明日から公開される『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』も、とっても期待してい…

至福の2時間―アンドレア・ボチェッリの歌声に酔う

アンドレア・ボチェッリを聴きに、雨の中有楽町まで行って来た。一番安い席をプレリザーブで獲ったのだが、最後列だった。真ん中だったのがせめてもの慰め。おまけに双眼鏡まで忘れた。見に来たのでなく、聴きに来たのだと自分に言聞かす。それにしても、空…

『靖国』せめて予告編だけでも見てみましょう

映画『靖国』について、また政治家が口出しをした。刀匠夫妻は出演部分の削除を申し出ているらしい。刀匠の地元高知県の映画館も上映を辞退した。 そもそも靖国神社の御神体が日本刀だということさえ知らない人(私も含めて)が大半だったのではないか?そこ…

BLOODY血みどろスウィニー・トッド

SWEENY TODD The Demon Barber of Fleet Street/2007/アメリカ ティム・バートンとジョニーデップの最強コンビがお送りする、新作『スィニートッド フリート街悪魔の理髪師』。スティーブン・ソンドハイムの名作ミュージカルの映画版に挑戦した。果たして出…

フロッケのデビュー

ニュルンベルク動物園のシロクマ、フロッケのお被露目の様子です。プールに飛び込んでも、草の上で転がっても、カメラ機材にいたずらしても、カワイイの一言です。 動物園は「クヌートはもう古い」と、もう大きくなったベルリン動物園のクヌートを牽制したり…

左目で綴った映像詩―『潜水服は蝶の夢を見る』

Le Scaphandre et le Papillon/2007/フランス=アメリカ パテ社のモビールがゆらゆらした後、画面はレントゲン写真を次々と写し出す。そのバックに流れるのは、なつかしいシャルル・トレネの『ラ・メール』だ。その暖かい歌声を聴くだけで、私の胸はいっぱい…

鏡が恐い!

今日はお休み。春は暖かくて大好きだ。 お昼頃、キューバへ旅立つ友人に会いに中野へ。メキシコ在中の友人とふたり旅。 知合いのメキシコ人へのお土産を託す。日本語を勉強中の彼へ易しくて面白い本をと思い、宮沢賢治の『注文の多い料理店』を選んだ。あの…

ペンギンだって空を飛ぶ!?

BBCお得意のエイプリル・フールのニュースです。 案内役は、ディビッド・アッテンボローならぬモンティ・パイソンのテリー・ジョーンズです。 7日間限定公開のようなので、お見逃し無く!

映画『靖国』はもう見れないの?

31日の夜、ドキュメンタリー映画『靖国』の公開が中止というニュースが入ってきた。世間はガソリンの値下げで大騒ぎしているようだが、私にはこちらの一報の方がショックだ。 右翼の妨害を恐れて、映画館側の自主規制ということだが、納得がいかない。「エ…

ダイヤモンドの瞳「カオマニー」

今日のYahoo!ニュースの写真トピックスで、タイの猫で「カオマニー」という白猫がフュチャーされています。左右の眼の色が青と黄色のオッド・アイで、かなりの美猫です。 写真はこちらをクリック→「ダイヤの瞳」持つ猫 白猫には左右異なる色の瞳を持つことが…

アンソニー・ミンゲラ監督死去

イングリッシュ・ペイシェント [DVD]出版社/メーカー: 東芝デジタルフロンティア発売日: 1998/12/25メディア: DVD クリック: 8回この商品を含むブログ (17件) を見る昨日はふたりのイギリス人の訃報が新聞に載った。 『2001年宇宙への旅』で有名なSF作家…

『ノーカントリー』ふたたび

ただいま公開中いちおしの『ノーカントリー』をシネマぴあが特集しています。 ↓ コーエン兄弟&3人の男が語る『ノーカントリー』の魅力(クリックして!) ジョシュ・ブローリン、ハビエル・バルデム、トミー・リー・ジョーンズ、の3人の俳優と監督のコー…