またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

またたびCINEMA〜みたび〜

ブログへお引越し

最近、いろいろあって東京区内から近郊の町へ引越しました。

念願の猫が飼える部屋に住みかえたものの、経済的事情でしばらくおあずけです。

ということで、しばらくお休みしていた「はてなダイアリー」も「はてなブログ」へお引越しすることにしました。

よろしくね!

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政府に批判的なジャーナリストが次々とテレビから消えていく

グローバル・ボイスに新しい記事の翻訳をUPしました。
    ↓ クリック!
「政治介入か? 日本の有名ニュースキャスターが相次ぎ降板」

特に「クローズアップ現代」の国谷裕子さんの降板は、政府の意向を気にするNHK上層部の弱腰ではないかと思われている。
「クロ現」は23年間もの間、徹底的な取材と分析による調査報道で、高い評価を得てきた。
国谷さんがいかにこの番組に精力を注いできたかは、日本記者クラブ賞を受賞した時の動画を見てみればよく分かる。

国谷さんだけではなく、TBSの岸井さん、「ニュース23」の古舘さんと、テレビからリベラルなジャーナリストたちがいなくなるのは、本当に寂しいし、悔しい。

国谷さんから視聴者への言葉が、NHKのサイトに載っていた。
   ↓
国谷裕子キャスターから視聴者の皆さまへ

Hello and good buy, 鎌近!

先週の土曜日、今月いっぱいで閉館になる鎌倉の近代美術館に行ってきた。

鶴岡八幡宮の池の畔に立つ白いマッチ箱のような鎌倉美術館。
存在は知っていたが、いままで縁が無く、初めてのそして最後の訪れとなった。

池にはカモメ。別棟の屋上にはサギが数羽、羽を休めていた。左端はアオサギか?
 

日曜美術館で井浦くんと鶴田真由さんが名残惜しそうに館内を探索していた。
これは是非行かねばなるまい、と思ったしだいだ。

観覧室へと誘う正面階段。上がった先には重量感のあるガラス扉。
階段の下では、少年がゲームに熱中していた。

1951年に開館した鎌近は、地方美術館の先駆けとして駆けぬけて来た。
鎌倉という文化が根付いた土地柄か、多くの文化人に愛されたそうだ。
川端康成が寄贈したという、大好きな古賀春江の「窓外の化粧」「サーカス」も本物を見た。
松本竣介という、若くして亡くなった画家の作品も知ることができた。
美術に造詣が深くない私でも楽しめた。行って良かった。

詳細は下記をクリック!HP→鎌倉からはじまった。


美術館を設計したのは坂倉準三氏、ル・コルビジェの弟子だ。
池に面したバルコニーの天井には、水面に反射した木漏れ日が波模様を作り出していた。
観終わって、器となる建物そのものが大きな美術品であると再認識した。
八幡宮の森と池に隣接した立地が、この美術館の大きな魅力である。


鎌倉に行く前に立ち寄った渋谷駅山手線ホーム。
SEALDs と高橋源一郎の対談集の本の広告を写真に収めた。
『民主主義ってこれだ』

Take it easy, Glenn Frey

イーグルスグレン・フライが先日亡くなった。
ここのところ、立て続けに惜しい人が亡くなっている。今日もイタリアのエットーレ・スコラ監督の訃報を新聞で見た。

さて、グレン・フライである。
イーグルスは70年代のアメリカロック界を代表するグループである。
そして何と言っても「ホテルカルフォルニア」の世界的大ヒットによるところが大きいだろう。
でもあまりに売れてしまったため、耳タコソングとなり、私はなるべく避けて聴かないようにしていた。
ただ、この曲と「デスペラード(ならず者)」のリードボーカルをとっているドン・ヘンリーのハスキーボイスが好きだった。
今回、イーグルスのヒット曲を聞き直して再認識したのは、グレン・フライの作曲の才能と、イーグルスのメンバーの歌の上手さだ。
グレン・フライのカントリーっぽい歌い方も気に入った。
ちなみにデビュー曲の Take It Easy はジェムス・ブラウンとグレン・フライの共作だそうだ。知らなかった。

1977年のワシントンDCでのライブ。

曲目リスト ( )内はリードボーカル
Hotel California ( ドン・ヘンリー) ー New Kid in the Town ( グレン・フライ) ー Take it to the Limit ( ランディ・マイズナー)ー One of these Nights ( ドン・ヘンリー ) ー Lyin' Eyes ( グレン・フライ ) ー Rocky Mountain Way ( ジョー・ウォルシュ ) ー 
The Best of my Love (  ドン・ヘンリー)ー Take it Easy ( グレン・フライ

アラン・リックマン、おまえもか!

14日に、またもう一人のイギリス人が亡くなった。
アラン・リックマンといえば、まず『ダイハード』の冷酷なテロリスト役にシビれた。


それから間もなく彼を見たのは『close my eyes 』という映画で、弟との愛を断ち切れない妻に苦悩する夫を演じていた。この作品、誰も言及したのを聞いたことがないのけれど、私は好きだ。

それから大好きなオースティン原作の『いつか晴れた日に』や、『マイケル・コリンズ』、『ラブ・アクチュアリー』、『スウィニー・トッド』など、いろんな作品にでている。これらは私のお気に入りでもある。

3年前にロンドンに行く前に見た『モネ・ゲーム』ではヌードを披露している。
舞台になったサボイホテルにロンドン滞在中に探索に行き、疲れてホテルの裏庭のベンチで休憩した。
帰りの飛行機の中で何気なく『モネ・ゲーム』を見ていたら、私たちが座ったあのベンチにコリン・ファースが座っているのに気がつき興奮したっけ。

友人も言っていたが、アラン・リックマンの魅力のひとつはあの声だった。
映画のデータベースIMDbには、たくさんトリビアが載っている。→Alan Rickman-IMDb
彼のトレードマークはRich smooth voice (張りのある滑らかな声)で、また、
2人の研究者によると、男性のパーフェクトボイスはアラン・リックマンジェレミー・アイアンズを合わせた声だそうだ。

彼は映画も監督していて、2作のうち最初の『ウィンターゲスト』を見ている。スコットランドを舞台にエマ・トンプソンが実の母親と共演した佳作だった。俳優の片手間とは思えない演出だと思った。

ウインター・ゲスト [DVD]

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