またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

欲しかった!柳宗理の「蝶の椅子」

このところ、いろんな方の訃報が重なる。
昨日のクリスマス、工業デザイナーの柳宗理さんが96歳で亡くなった。
宗理さんと言えば、バタフライスツールである。その曲線の美しいこと!
ニューヨークのMOMA美術館にも収蔵されている。
しかもこの椅子は解体して持運びができるらしい。私の小さな部屋でも邪魔にならない。
実はセゾンカードのポイントで、バタフライスツールがもう少しで交換できそうだったのだが、震災の義援金にまわすことにした。

「象の脚」もある。エレファントスツールだ。こちらの方が一般的に馴染みがあるかもしれない。
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柳さんも工業デザインもなあ〜にも知らなかった幼い頃から、柳デザインを使っていたことに後年気がついた。このはかりである。実家の酒屋で味噌なんかを計っていたのだ。
「でんでん虫の秤」だ。

雑誌カーサの柳宗理特集。これは2008年版、私は2003年版を持っている。

CasaBRUTUS特別編集 新装版 柳宗理 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)

CasaBRUTUS特別編集 新装版 柳宗理 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)

柳宗理さんの父は高名な柳宗悦氏である。お父さんは日用品に美を見いだす民芸運動を始めた人で、息子も機能と美しさを兼ね備えた製品を数多く世に送り出した。

柳宗悦氏が開設し宗理氏も館長を務めた東京駒場にある日本民芸館は、とても面白いのでぜひ遊びに行って欲しい。→日本民芸館のHP(クリック)