またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

コステロ参上!


3/1,2011 Elvis Costello "solo" in Tokyo
ボケボケメキシコ旅行から東京へ戻ってきたのもつかの間、3月1日にエルビス・コステロのコンサートに馳せ参じた。
コステロのコンサートは野外関係はパスしていたので、本当に久しぶりだ。
旅行の予定より前にコステロにいくことは決まっていたので、旅行で疲れていようが行かなければならなかった。
だがしかし、思いの外過酷な旅だったため、体は正直なものでコンサート開始2時間前まで寝てしまった。こんなにたくさん寝たのは若い頃以来だ。
というわけで、急いで顔を作って、手近にあったメキシコ土産のブラウスをかぶり、コーヒーを胃に流し込み、雨の中を飛び出した。
渋谷に着いたころには開演時間は過ぎており、オーチャードホールに急ごうにも人が前に立ちはだかって、前に進めない。ウィークデーなのに、なんでこんなに渋谷は人だらけなんだ!
ホールに着いたころには、もう既にコステロ先生はヴェロニカを歌っておいででした。
2曲ばかりドアのところで聴いたあと、係の人に誘導されてなんとか席に着いた。ところが、隣にいるはずの友人がいない。さては彼女も旅の疲れでダウンしてしまったのか?


そんな気持ちをよそに、コステロは次から次へと歌いつづける。
ああ、今回はマエストロ、スティーブ君はいないのね。
それにしても、あのずらっと並べたギター多すぎないか?そんなにひけらかさなくても、そうそうギター上手いよね。
見ない間に、ずいぶん痩せたのね。遠目にはスーツにパナマ帽似合っているよ。
相変わらず歌はうまいよ。声量も衰えていないしね。
というところで、肩をとんとんと叩かれた。友人は一列間違って座っていたのだ。「笑い声で分かった」と言われた。えっ、私笑ってた?

コステロは、いつものように休む間もなく曲を歌ってくれる。休む間もなく曲を作り続けるコステロは持ち歌が山のようにある。子どもの頃から浴びるように音楽を聴いていたせいで、あらゆる名曲を知っている。コンサートで何を歌ってくれるかが、本当に楽しみだ。今回ビートルズの"You've got to hide your love away"を歌った。初めて聴いた。
出たばかりのアルバムNational Ransom から数曲に懐かしい曲を交えて、ああ満足だけど、もっと食べたい、といった2時間だった。
今回もこの曲をやってくれました。私は一昨年ニック・ロウの生も聴けて嬉しかった。ビデオは2人の共演。涙もの。

まだ新しいやつ。

National Ransom

National Ransom

他人の曲を歌ったカバーもの。選曲のセンスの良さと、思い入れたっぷりのライナーノーツにしびれる。
コジャック・ヴァラエティ

コジャック・ヴァラエティ