またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

「はっぴいえんど」にしてくれよ!


70年代初期の伝説のバンドはっぴいえんどのギタリストだった鈴木茂大麻所持で逮捕された。
ここのところ大学生や主婦にも大麻が蔓延しているのだから、ミュージシャンが持っていても驚かない。
ところが、鈴木茂が在籍していたはっぴいえんどのCDや音楽配信を、発売元のポニー・キャニオンが販売中止にする、というニュースが聞こえて来た。


そりゃ、ないだろ!はっぴいえんどの音楽は日本語ロックの先駆けであり、後のミュージシャンに計りしれない影響を与えたグループなのだ。
メンバー4人がそれぞれ非凡な才能を持っていた。ドラムの松本隆の叙情的な詩に、大滝詠一細野晴臣の両人が個性豊かなメロディを付けた歌の数々。アルバム『風街ろまん』は、「ああ、東京って風の街だったんだ。」と改めて気付かせてくれる名盤だ。なかでも、細野さんの「風をあつめて」は、詩もメロディも素晴らしい。
はっぴいえんど時代の大滝さんは、その後のポップ路線と違い、垢抜けないロック野郎といった風だ。
10代でバンドに入ってきた鈴木茂は、他の3人より年下で少年と呼ばれていた。音を聴いてもらえれば分かるが、ギターがもうすでに滅茶苦茶うまかった。
その後鈴木少年は、細野さんのティン・パン・アレーに参加し、ギターの腕を買われ数々のミュージシャンのバックや、アレンジも手掛けている。彼がかかわったはっぴいえんど以外のCDは発禁にしないのか?


大麻は良く無いが、音楽に罪はない。業界側の自主規制に納得がいかない。YOU TUBEの動画は規制されてなくてほっとした。
はっぴいえんどよ、永遠に!