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またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

雷鳴轟く深夜に

夕刻から稲光りと雷が激しくなって来た。昨夜は東海地方に大変な被害をもたらした雨は、一旦収まったものの、又ぶり返している。


雷は、神鳴りとも記す。天上の神様が癇癪を落としているのだろうか。
爆音を立てて落ちてくる。今、地上の犬たちは、雷鳴にビビっているに違いない。


光の方は稲妻とも、稲光りとも言う。英語では lightning , 雷は thunder になる。
thunder and lightning で、雷鳴、非難の嵐。


漱石は『吾輩は猫である』のモデルになった猫が死んだ後、庭に埋めて墓標も立てた。 
表書きは「猫の墓」とし、裏に句を記した。
  
      この下に稲妻起る宵あらん

『永日小品』という随筆のなかに載っているのだが、四つになる娘が墓に供えたお茶碗の水を飲み、それを漱石が静観している記述が続く。「萩の花の落ちこぼれた水の瀝りは、静かな夕暮れの中に、幾度か愛子の小さな咽喉を潤した。」
小さな女の子の様子が目に浮かぶ、私の好きな随筆である。


そういえば、ライトニング・ホプキンスというブルース歌手を思い出した。
稲妻じいちゃんの歌声とギターを聴いてね。