またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

2007年 私のお気に入り映画

キネマ旬報 2008年 2/15号 [雑誌]

キネマ旬報 2008年 2/15号 [雑誌]

この分厚いキネマ旬報2月下旬号には、2007年のベストテン詳細と読者のベストテン、興行成績、亡くなった映画人、公開された全ての作品リストなどが網羅されています。巻末には、この一年間のキネ旬に載った記事の索引まであります。資料が欲しい方はぜひお買い求め下さい。(関係者ではありません。)
作品リストから、私が2007年に観た新作映画作品は洋画41本(うち4作品はDVD)、邦画1本という結果でした。(その1本は赤い文化住宅の初子です。)邦画がたった一本というのは問題ですね。何本かは本当に観たかったのですが。去年はいろいろあったので数は少ない方だったと思います。学生の頃は年間100本位観ていましたが、今は忙しいので作品を厳選して観ないといけません。
ということで、私の2007年のお気に入りをリストアップしてみます。公開順です。順位は決めません。みんなそれぞれ素晴らしい作品です。★印は特に印象深かったもの。
グアンタナモ、僕達が見た真実』―再現ドキュメンタリー。アメリカの対テロ政策に疑問と憤りを感じる。
善き人のためのソナタ―ラストシーンに感動。
『今宵フィッツジェラルド劇場で』―アルトマン監督の遺作。やはり群像劇。壊される予定の劇場でラストショーの収録。監督のお別れの挨拶?
『クィーン』―ダイアナ事故死で揺れる英国王室をユーモアを交えて描く。女王がこだわった鹿の意味とは?
『長江哀歌』―近代化の波に音を立てて崩れて行く山河と人の営み。
ミリキタニの猫―ミリキタニじいさんの人生もすごいが、家に招き入れたリンダもすごい。
パンズ・ラビリンス―「不思議の国のアリス」が好きな人は是非見て!
ウェイトレス〜おいしい人生のつくりかた―これもエイドリアン・シェリー監督の遺作。アメリカのこういったコメディの小品が好き。
呉清源 極みの棋踏』―作品全体に漂う張りつめた緊張感を味わって。
『やわらかい手』―おばさんだって。恋いもすれば、成長もする。
次点:『スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー』-―子供の遊びとしか思えない模型が、本当に形になっていく興奮。
そうそう忘れていました。番外として、東京フィイルメックスのオープニング作品『それぞれのシネマ』を挙げたいと思います。カンヌ映画祭のために、映画を題材に、世界の映画作家が作った、珠玉の寄せ集め映画です。