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またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

コステロ親爺が生きのいい姉ちゃんたちを従えて還って来た 

コンサート 音楽

Elvis Costello Live @ 昭和女子大人見記念講堂 feat.Larkin poe

先週の水曜日9月7日コステロのコンサートに行ってきた。
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もう1週間も経っていまさらではあるが、素晴らしかったので書くことにする。

あの日は昼間関東地方に地震があり、すっきりしない天気だった。
そういえば、コステロの曲で”Tokyo Storm Warning" ってのがあったけ。


Elvis Costello Tokyo storm warning video.
意味不明の歌詞だが、気分はHELL! コンサートではやらなかったけどね。

コンサートに戻ると、コステロはたくさんのギターを取換え引っ換えして、絶え間なく新旧取り混ぜた自分の曲を披露した。(いつものインポスターズはいなかったが、コステロはバンドいらずなのだ)
最初コステロの歌声と掻き鳴らすギターの音が大きすぎて、音量を少し下げたらどうかと思ったほどだ。きっとホールの音響さんはいつもどおりの調整だったのだろうが、コステロのマイクいらずの声量のことを知らなかったのだろう。
少し落ち着いてピアノに向かって弾き語ったり(いつもだったらピアノの魔術師スティーブ・ナイーブ様が陣取っていて出番がない?)、椅子の背にもたれてウクレレを爪弾いたりと大忙しだ。

前回は舞台に置かれたどでかいルーレットで、なんでもリクエストに応えるエンターテイメント溢れるショーだった。
今回は大きなテレビモニターにコステロ関連のいろんな映像が映し出され、それに合わせた曲を演奏していくといった趣向だ。
今年の3月にイタリアでのコンサートの模様がある。大体こんな感じだ。

Elvis Costello (feat. Larkin Poe) - Live @Palabanco, Brescia Italy (May 31, 2016)

なかでも"Watching The Detective"は、ハードボイルドの探偵よろしくパルプマガジンの安っぽい刺激的なイラストをバックに、派手にめいっぱいやってくれました。
今回のツアータイトル"Detour"は、回り道、迂回路といった意味だが、資料によると「原点回帰」という意味らしい。
テレビに映し出される映像は、子供のころの写真や、デビューのころの懐かしい、くねくねダンス、おばあさんの"Veronica"や、船のミュージシャンだったおじいさんなど家族の写真もあった。
キャリアも長いけれど、コステロが生み出してきた音楽のなんと多彩で艶やかなことか!こころからコステロの歌に酔いしれた時間だった。

ところで、上の動画で一緒に演奏している女の子たちはオープニングアクトもやったラーキンポーだ。あの晩の収穫はこのふたりを知ったことだ。
ふたりはアトランタ出身の姉妹デュオで、お姉さんのミーガンがスチールギター、妹のレベッカがギターを弾き、姉妹なのでヴォーカルのハーモニーもぴったりだ。
特にレベッカが歌う"Burn the paper down to ash"が素晴らしい。彼女の声に魅せられた。この曲の出どころがよく分からなかったのだが、コステロ作のミュージカル"A Face in the Crowd"の中の曲らしい。多分上演されたことはない。

コステロはラーキンポーとやっていくつもりなのかと思いきや、今年もインポスターズとのツアーをやっているらしい。
会場では遠くてよくわからなかったが、後退していく髪もなんのその、精力的なコステロには負けてしまう。
また来日して欲しい。