またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

あけましておめでとうございます

新年のご挨拶が遅くなってしまいました。
実は暮れから風邪をひきながらも働き続け、風邪をこじらせてしまいました。
毎年恒例の2年参りは断念し、小康状態になった3日に初詣と相成りました。


今年は未年ということで、駒羊のいる高輪願正寺へ。
願正寺の門をくぐってすぐ、こじんまりした境内の地蔵堂に一対の羊の像がおかれている。なぜここに駒羊があるのかは不明。


隣接するそう広くない墓地に行ってみると、牛の供養塔と無縁仏の供養塔がある。ともに「南無阿弥陀仏」の題字が彫られ、都の有形文化財になっている。
昔この辺りは牛町と呼ばれ、江戸城増築などの力仕事をしていた牛が飼われていたそうだ。立派な供養塔はあるが、牛の像はない。でも駒羊はいる。面白い。
無縁仏の方は、元禄から文政にかけて二千七百六十人の霊を供養したとある。
塔の裏側には古い江戸期の墓石が塚のように積み上げられていた。

駒羊もいいが、このお墓のオブジェが気に入った。昼間に訪れて正解だった。

人気もまばらな願正寺を離れ、この後近くの泉岳寺へ立ち寄った。
こちらはまずまずの人出だ。
赤穂浪士にそれ程思い入れのないまま、立派な山門をくぐった。
しかし四十七士のお墓に足を踏み入れると、俄然興味が出てきた。
四角い簡素な墓石は家系とは関係なく、お預かりとなった大名家、つまり切腹した場所ごとに分けられ、きれいに並ばされていた。
ドラマ等で馴染みの名前がある。享年も記してある。詳しい訳でもないのに、いつの間にか刷り込まれた浪士たちの姿を想像する。短気な殿を持ったがために翻弄された人生である。


江戸へのタイムトリップはそれぐらいにして、今度はイギリスへ飛ぼう。
一昨年の夏、イングランド北部湖水地方は寒かった。
さすが「羊のショーン」の地元。牛も馬も多かったが、羊だらけだった。
やはり顔だけ黒いのね。