またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

花火と爆弾〜ふたたび〜

『この空の花ー長岡花火物語』は「花火」と「爆弾」という、似ていて非なるものをめぐり、平和と戦争を考える映画だった。
前回書き忘れたのだが、来年の8月15日、終戦の日にハワイ真珠湾にて、長岡の花火を打上げることが決まったそうだ。なんてこった!
真珠湾攻撃を指揮したのは長岡出身の山本五十六元帥であり、その長岡に爆弾を落としたアメリカの真珠湾で長岡の花火を上げる、というのだ。
ホノルル市と長岡市は、いつのまにか姉妹都市になっていて、ここ数年3月にホノルル沖で花火をあげているという。


そういえば、広島と長崎の慰霊式典にも、ここ数年アメリカ大使が出席する慣例になっている。
謝罪や大統領の出席は無理でも、アメリカ側のなんらかの意思表示なのだろう。


加害と被害、両国にわだかまりが無くなった訳ではないが、戦争が終わった記念の日に、激戦で多くの血が流れた海の上に、美しい花火が上がるのだ。いいじゃないか!