またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

オリンピックはドラマチック

さっきまで、なでしこの対フランス戦をハラハラしながら見ていた。今はアメリカ対カナダ戦を見ながらこれを書いている。
後半はフランスの猛攻に日本が守って、守り抜いたゲームだった。眠気も冷めてしまった。
フランスがペナルティゴールを外してくれて助かった。日本に勝利の女神がついていた。

オリンピックは、毎日、毎日、ハラハラドキドキのドラマを見せてくれる。
地上波しか映らないテレビでも、裏番組を気にしながら、いくつか同時進行で見ている。
昨日は卓球にはまって、初めての決勝進出に涙する愛ちゃんたち女子チームにもらい泣きしてしまい、フェンシングの審判の不可解さに飽きれたりした。


そんな中、何と言っても一番ドラマチックだったのは、男子の体操だったんじゃあなかろうか。
今回はどうしても団体の金メダルが欲しいと言っていた内村が、予選で次々と失敗をする。
得意の鉄棒での落下で個人戦出場も棒に振った。
決勝でも、最後の最後、懸案の鞍馬での着地を失敗する。金どころか4位となって茫然自失。ジャッジに異議申し立てをするコーチ陣。その間虚ろな表情で座ったままの選手たち。
異議が通って銀メダルになるも、すっきりとしない空気は否めなかった。

そんな気分を払拭してくれたのが、個人戦での内村の演技だった。田中兄も鞍馬の落下さえなければ、という好成績だった。
今思えば、考えられない失敗や山室の怪我など、試合を盛り上げるためだった?と勘ぐりたくもなる。あまりにもドラマチックだ。
それでは、内村の惚れ惚れする「美しい体操」をどうぞ。


今、テレビ上ではアメリカとカナダのサッカー女子が点の取り合いをしている。3対3だ。
ドラマチックは止まらない、ようだ。


ところで、表彰式の度にバックに流れている曲、ご存知だろうか?
古き良き時代のイギリスの陸上選手たちを描いた名作『炎のランナー(Chariots of Fire)』の主題曲だ。1924年のパリオリンピックを目指す二人のアスリートが競い合うドラマだ。
美しい映像とこの印象深い音楽で忘れがたい。