ほんわかした一日〜まず、ドワノー写真展〜
昨日の土曜日は、ふたつの写真展と映画を1本見て、幸せな気分に浸れた一日だった。
かねてより友達と、原節子主演の珍しい映画が写真美術館のホールで上映されるというので、見に行く計画があった。同時に先日生誕100年だったロベール・ドアノーの写真展もやっていたので、いそいそと出かけて行った。
恵比寿にはこの間まで映画館があって、足しげく通った場所だ。
ガーデンプレイスの鉢底のようになっている広場で無声映画を上映したこともあったっけ。小津の『出来心』はここで観た。
この辺りに住んでいる人たちがよく犬や猫を連れて来るので、それを眺めるのが楽しみでもあった。
というわけで、東京写真美術館の生誕100年記念写真展ロベール・ドアノーをまず観た。
ポスターは結婚式の写真。映画の一場面のようだ。
写真美術館の脇の壁にいつもあるドアノーの写真。彼の最も知られている作品だろう。
他にキャパのノルマンディー上陸の「ちょっとピンぼけ」写真と、砂丘シリーズで有名な植田正治の家族写真がある。ナイス・チョイス。
ちなみに、ドアノーは他にも路上キスのカップルの写真を撮っている。
この路チュー写真が実は演出だったという裏話を何かで読んだ憶えがある。
展覧会で、若い女性が彼氏に別々の写真のカップルが同一人物じゃないかと言っていた。おせっかいだとは思ったが、スナップショットではなく演出だと教えた。
彼女は少しショックだったようだ。
犬と子どもの写真が多い。楽しい写真ばかり。
知りあいの有名人の写真も面白かった。これはジャック・タチ。タチも犬と子どもを撮るのが好きだった。
歪んだエッフェル塔。風景写真も笑える。
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