またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

かっこいいぜ!斉藤和義と清志郎

斉藤和義はかっこいい。この『ずっと嘘だった』はCMで有名な曲『ずっと好きだった』の替え歌。原発事故への怒りをストレートに歌っている。
この動画が削除とコピーのいたちごっこになっているそうだ。
ところで、斉藤和義が「ずっと好き」なものは猫だそうだ。それもいいね。

この曲は斉藤和義が個人的に歌いたいから歌っただけで、発表する予定はない、とは会社の弁。
20年前東芝さんからアルバム発売を断られたRCサクセションの『サマータイムブルース』。清志郎の反骨ロック魂は斉藤和義に受継がれているんだ。


今日NHKで「白熱教室」で有名になったマイケル・サンデル教授が、今回の日本の大災害に関して討論番組をやっていた。日本と香港とアメリカの3カ国で意見交換したが、残念ながらハーナード大学の授業のように白熱はしなかった。
ただ原発をこれからどうすべきかという問題で、石田衣良さんの発言が気になった。
日本はここで立ちすくむべきでない、先に進んで行くべきだ。新しい技術は最初はなんでも危険だった。
正しいようだが、原発は新しい技術ではない。人間が制御しようとして、何度も失敗している。取り返しがつかない被害を人間、動物、大地に及ぼしている。放射能ゴミの処理や安全な廃炉の工程まで確立されていないのだ。思い上がった人間がしっぺ返しをされたのだ。
確かに日本は今回の震災で大打撃を受けた。経済大国だった日本の成長に翳りが見えてきた時に、大地震と大津波とレヴェル7の原発事故に見舞われた。石田さんの言う「立ちすくむべきでない」という意見に賛成だ。だが、今までのような猪突猛進ではなく、成熟した社会としてゆったりと進んで行けばいい。原子力から自然エネルギーにゆっくりシフトして行けばいいと私は考える。その分野で日本はトップバッターに立てばいいではないか。


原子力発電の平和利用の欺瞞を、原発の現場で働いていた技術者の平井憲夫さんという方が説いている。なかなか見えてこない原発内部のことが事細かに語られている。平井さんは残念ながら1997年にがんでお亡くなりになっている。平井さんの私たちへの遺言のような講演だ。
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