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またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

島根再訪


姪が成人式を迎えるというので、先週、お祝いに姉と連れ立って島根の出雲へ行った。出雲を訪れるのはこれで3回目だ。
2歳上の兄は縁あって長年出雲に暮らしている。故郷新潟の長岡から、東京を経由して、離れてはいるが同じ裏日本側に落ち着いた。
長岡にはもう一人兄がいるのだが、今回は兄弟3人が集まった格好だ。
出雲へ行く前に宝塚の姉の家に1泊した。シーズー犬のナツコが歓迎してくれた。上の写真は嫌いな羊の着ぐるみ姿。ビー玉のような目で見つめられて、猫との愛情表現の違いに少し戸惑った。生まれて初めて犬と一緒に寝た。

ヴォーリーズの建築が近くにあるというので、翌日連れて行ってもらった。関西学院大学西宮上ノ原キャンパスだ。スパニッシュ・ミッション・スタイルだそうだ。緑の芝生に白い壁と赤い屋根のコントラストが奇麗だ。少し遠景が美しい。
メンソレータムでお馴染みの近江兄弟社を興した人なので、近江八幡に行けばたくさん建築が見られるという。
確か明治学院大学にもヴォーリーズの礼拝堂があったはずなので、そのうち改めて彼のことを書きたい。
出雲には高速バスで行くことにしていたので、宝塚のバス乗場へ行った。道路沿いの雨風がかろうじて防げるような待ち合い所だ。田舎のバス停留所とほぼ同じ。違うのは道路に車がビュンビュン走っていることだけだ。
時間になってもお目当てのバスがなかなか来ない。同じようなバスが何台も通り過ぎて行く。足の先が冷たくなってきた。
その時お金持ち風の年配のご夫婦が現れた。すぐにご主人は奥さんを停留所に残して車で居なくなった。
人懐っこい奥さんはすぐに私たちに話しかけて来た。私たちより後の便で米子に行くという。旦那さんはこれからゴルフだそうだ。
奥さんは黒いミンクの半コートに茶色い革パンツを着て、オーストリッチのバッグという格好だったファッション・チェックで、「獣が多すぎる」と言われるにちがいない。
娘の留守番で子守りをしに行くという奥さん、聞いてもいないのに家族構成から、孫の教育まで短い時間で教えて下さった。気がつけば、バスが来るまでの30分ずうっとしゃべりどうしだった。関西のおばちゃんの面目躍如だ。関東では初対面でなかなかこうは話せない。おかげでバスが遅れたことも、そう気にならずに済んだ。

翌日、姪は朝早く晴れ着を着て成人式に出かけた。
兄の車で出雲日御碕灯台へ連れて行ってもらう。
海岸線のドライブは予想以上の荒れた海の様子に興奮した。灯台の先のウミネコの繁殖地に近づくと、風に混じった雨粒が斜めに降って来て痛いくらいだ。ウミネコは季節はずれでいないのかと思っていたら、大きな群れが海の方から迫って来た。うれしい。
灯台の上にも登った。延々と続く鉄の螺旋階段を登っていくのはしんどかった。この感じ何かに似ていると思ったら、お城の天守閣に似ている。でも灯台の方が狭くてきつい。外に出てみたが、風が強くて反対側に行けない。飛ばされそうだった。

出雲大社駅境内の因幡の白ウサギの像。卯年にウサギ像を探してようやく会えました。思いの外かわいい。




旧大社駅。レトロな木造駅舎は堂々として、プラットホームの景色もなかなか良い。機関車も停まっていて鉄ちゃんならずとも、要見学。
出雲阿国のお墓も良かった。

翌日、アメリカの庭園専門誌で8年連続日本一という庭園美術館に行った。ゲゲゲの女房で有名になった安来にある足立美術館だ。庭園に足を踏み入れることは出来ないが、ガラス越しの庭は噂どおりの美しさだ。
横山大観を中心とする日本画をたくさん堪能した。特に気に入ったのは、橋本関雪の狐と馬の絵だ。どうも動物好きなのでね。