またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

スーパースターの死

昨日の日曜日は久しぶりのTOEICの試験だった。終了後、おあずけ状態だった映画に行って、友人と少し飲んだ。ブログの更新も出来なかった。


25日にマイケル・ジャクソンが亡くなったが、世間の反響はなかなか止む気配もない。
TIME誌のヘッドラインに“The Death of Peter Pan”とあった。広大な自邸を「ネバーランド」と名付けていたこともあるが、大人になれなかった、心は少年のままだった、現実離れした童話の世界の登場人物の様だったということだろう。


私はマイケルとは同世代で、マイケルをジャクソン5の頃からよく知っている。声変わり前で、ずば抜けて歌の上手い少年だった。20代になると、ソロとなり、ヒットを量産し、トップ・スターに登り詰めた。
その才能をみんなが認め、人気も半端ではなかった。
特に、連日テレビで流されている『スリラー』のPVはピカイチだ。もしかしたら、いままで作られたポップ・ミュージックのPVでナンバーワンと言えるかもしれない。監督はジョン・ランディスだったと思うが、あの振付けはマイケルなのだろうか?どこかの刑務所で、受刑者たちがスリラーを踊っていたのには大笑いした。


その後マイケルはどんどん変貌していった。外側も内側も。白人の様に白くなっていく肌、整形の失敗としか思えない鼻の形。行動も不可解だった。ゴシップにまみれた後半生はもう理解不能だった。


日本よりも本国アメリカやヨーロッパの方が、マイケルの死を悲しんでいるように思われる。私自身もマイケルの大ファンだったわけではない。ただ、彼がエルビス級のスーパースターだったのは疑いようがない。もう歴史、レジェンドになった、とあちこちで囁かれている。
思えば、エルビス・プレスリーが亡くなったのは42歳、マリリン・モンローが36歳、ジョン・レノンが40歳、ダイアナ妃が36歳である。
スーパースターというのは短命に終る運命なのだろうか?
なにかと比較されているプレスリーと違って、マイケルは我が世代のスーパースターであった。死因や子供たちの親権が取りざたされるている。最初は衝撃だったが、今はもの悲しいばかりだ。

スリラー(紙ジャケット仕様)

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