キャロル・キングに励まされよう!
Carole King が、The Wellcome to My Livingroom Tourと題したツアーで来日している。スマスマでスマップとロコモーションを歌ったオン・エアーを見た人も多いだろう。
テレビで見る彼女は、溌溂としていて、スマップとの共演を楽しんでいる様子だった。
私達は東京の最終日、22日の有楽町国際フォーラムでのコンサートへ行って来た。予想したとおり、大きなホールを埋め尽くしたお客さんは、どう見ても青春後期の方々だ。
キャロル・キングといえば、ビートルズにも影響を与えた伝説のソング・ライターであり、青春後半の年代の私達にとっては、誰もが懐かしく口ずさめる青春の歌の数々を送り出した偉大な人である。
舞台には座り心地の良さそうなソファなどが設えてあり、キャロルの居間という設定だ。
ピアノに向かったキャロルは、弾き語りの即興で、私の居間にようこそと歌い出した。66歳だという。ソファには2人のミュージシャンが招かれ、ギターと歌で共演してした。
途中ピアノから離れ、ギターを持って3人で歌い始めると、元気なおばさんに豹変。
曲が変わるたびに、スタッフがギターを取り替える。「こんなふうにギターを取っ替えて演奏していると、ザ・フーの一員になった気分だわ。」と言って腕を振り回し、ピート・タンゼントのまねをして笑わせる。ちょうど来日しているザ・フーのライブに行ったらしい。
「60年代を知っていますか?」といって、元夫ジェリー・ゴーフィンとの共作をメロディで歌った。
キャロル・キングのアルバムといえば、何と言ってもこの『つづれおり タペストリー』だろう。多くの家のレコード棚にあるはずだ。名曲がぎっしり詰った一枚だ。
アレサ・フランクリンの熱唱で有名な「ナチュラル・ウーマン」で、途中からキャロルにみんなで歌うように促される。私は歌詞がうろ覚えだったが、後ろから聞こえる女性の歌声で思い出しながら歌った。英語圏の会場なら大合唱なのだろうが、日本ではね。
- アーティスト: キャロル・キング
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2004/04/21
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最後は全員総立ちで、「ロコモーション」の大合唱だった。