またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

サッカー映画 イギリス人にとってのサッカーとは?

中田ショックから、今日はテポドンショックが日本を襲いました。今TVでは、ウィンブルドンの準準決勝で、私のお気に入りのアンチッチフェデラー相手に苦戦しています。Go for it, Mario! ポーカーフェイスのフェデラーが憎たらしい。

W杯も終盤に差し掛かっています。ホームのドイツ負けてしまいましたね。
身体能力の高さでヨーロッパ勢をきりきり舞いさせたアフリカ勢も力尽き、世界一といわれたブラジルも、見事なパス回しで観客を魅了したアルゼンチン等、南米勢はすべて姿を消しました。
ヨーロッパで開かれる大会では、南米のチームは勝てないと言われてますが、勝ち残っているのはイタリア、ポルトガル、フランスすべてがヨーロッパの国です。
ワールドカップに3回しか出ていない日本が、アウェーのヨーロッパで惨敗したのは無理もない事です。サッカーの歴史が違うのですから。
ベッカム率いるイングランドポルトガルに負けましたね。相手の選手を踏み付けたとして退場になったルーニーの悪童ぶりは見物でした。8年前のベッカムを思い出しちゃいました。でもレフェリーにご注進したクリスチャン・ロナウドはマ鵐船Д好拭次Uを首になったとか。ちっちゃいぞ!イングランド

今回「またたびCINEMA」が取り上げるのは、サッカー映画です。最近では『GOAL』(未見)なんかが思い浮かびますが、イングランドを中心としたイギリス文化圏の映画に注目しました。
サッカー発祥の地イングランドは、生活とサッカーが切っても切れない関係にあります。これはスコットランドウェールズアイルランドも同様です。ちなみにイギリスは色んなスポーツが生まれていて、ラグビー、テニス、ゴルフ、クリケットも然りです。(チャールズが大好きなポロも?)ラクビーは、パブリックスクールのラクビー校が名前の由来で、ある日生徒の一人がサッカーボールを持って走り出した事から偶然生まれたそうです。その為かラクビーはアッパークラスのスポーツで、サッカーはワーキングクラスのものと棲み分け?があると言われています。(イギリスの階級社会は、日本人が思いもよらぬ程確固たる差があります。言葉から始まって、身長さえも違います。)
労働者階級が熱狂する、サッカー(イギリス英語ではフットボール)というゲーム。サッカー場面が出てくるイギリス文化圏の映画から、佳作を選んでみました。

シーズンチケット

地元ニューキャスル・ユナイティッドの年間席を手に入れるために奮闘する少年ふたり。かわいがっていた犬までも手放そうとしますが...。伝説のストライカー、アラン・シアラーも本人役で出演。
ゴー・ナウ

マイケル・ウィンターボトム監督。難病にかかったサッカー選手をロバート・カーライルが好演。会話の中で、伝説の名スウィーパー、ボビー・チャールトンが出て来た様な記憶があります。監督はひかりのまちでも。離れて暮らす父と息子がサッカー観戦する場面を描いています。
やさしくキスをして

敬愛するケン・ローチ監督のグラスゴーを舞台にした、異民族間のラブストーリー。中村のいるセルティックとレンジャーズのスコットランド・リーグの話題で盛り上がります。
労働者の味方ケン・ローチはよく作品にサッカーを登場させます。『ケス』(鷹を飼う少年の物語)、『マイ・ネーム・イズ・ジョー(草サッカーチームでプレイするアルコール依存症の男の話)『Sweet Sixteeen』等。まもなく、イランのキアロスタミ、イタリアのオルミ両監督と新作のサッカー映画『チケッツ』が公開されます。
マイ・レフトフット

アイルランドの実在の画家クリスティ・ブラウンの少年時代の話。小児麻痺で歩けない少年が兄弟や近所の子供達と路地サッカーに興じます。家族愛に感動します。