雨の日には美術館に行こう! 北欧のスタイリッシュデザイン-フィンランドのアラビア窯
先日小雨の降る中、目黒の庭園美術館に行って来ました。私はここの美術館がお気に入りで、昔からよく来ています。現在開催されているのは、「北欧のスタイリッシュデザイン・フィンランドのアラビア窯」。6/18日までやっています。美術館の公式サイトはこちらから。
写真は美術館のファサードですが、このモダンな建物は旧皇族の朝香宮家の邸宅でした。1933年に建てられたアール・デコ様式の都内でも貴重な歴史的建造物です。
戦後はあの吉田茂も住んでいたそうですが(うらやましい)、1983年に美術館として生まれ変わりました。
宮内省内匠寮が基本設計をし、フランス人デザイナーアンリ・ラパンが主要室内を設計、ルネ・ラリックがガラスレリーフ扉を制作しました。右がその作品です。お洒落です。アールデコが具体的にどんなスタイルなのか知りたかったら、ここに是非足を運んで下さい。ため息がでる程素晴らしいです。
この間、映画『かもめ食堂』を見てからフィンランドが気になって、そういえばアラビア展をやっていたと思い出しました。
フィンランドに限らず北欧は、スタイリッシュなデザインの家具や製品で、インテリア雑誌でも大変な人気です。
今回は北欧の陶磁器のパイオニア、アラビア窯の展覧会です。一番有名なのは、ムーミン柄の食器でしょうか?
「フィンランド・デザインの良心」と呼ばれたカイ・フランクの作品。それまでの装飾的な陶磁器を否定し、大衆のための実用的かつスタイリッシュな製品を提案しました。「ディナーセットを粉砕せよ」という彼等のスローガンが心地良い。
ストーリーバード-ピッチャーです。
テラスに面した庭には、彫刻が点在し、日本庭園もあります。カルガモがいるカモ?
美術館のホームページの写真には、季節の花と共に、美術館に住んでいる猫さんの姿が写っています。チェックしてね。