またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

プロデューサーズがやってきた

 先週、新宿の厚生年金会館でブロードウエイミュージカル『プロデューサーズ』を見てきました。まったくのベタなコメディですが、笑いの網を張り巡らせ、計算され尽くした演出に舌を巻きました。“That’s Entertainment!”と云う言葉がぴったりでした。トニーショー12部門受賞も当然でしょう。
 このミュージカルの作者は。『ヤングフランケンシュタイン』や『新サイコ』を監督した、あのメル・ブルックスです。実は彼の初映画作品はこの映画版『プロデューサーズ』でした。68年製作で、主演はゼロ・モステルとジーン・ワイルダーで、ストーリーはほとんど同じです。私は傑作の噂は聞いていたものの、やっと数年前観ることができました。素晴らしいコメディでした。処女作というのは、作家にとって特別のものなのでしょう。長年舞台化を温めてきたのでしょうが、見事に花開きました。もちろん演出・振付けのスーザン・ストローマンの才能、個性極まる俳優達の熱演抜きにしてはこのショーの成功は語れません。
 24日までやっているので、興味を持たれた方はぜひ御覧下さい。


 プロデューサーズ

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プロデューサーズ
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