またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

Hello and good buy, 鎌近!

先週の土曜日、今月いっぱいで閉館になる鎌倉の近代美術館に行ってきた。

鶴岡八幡宮の池の畔に立つ白いマッチ箱のような鎌倉美術館。
存在は知っていたが、いままで縁が無く、初めてのそして最後の訪れとなった。

池にはカモメ。別棟の屋上にはサギが数羽、羽を休めていた。左端はアオサギか?
 

日曜美術館で井浦くんと鶴田真由さんが名残惜しそうに館内を探索していた。
これは是非行かねばなるまい、と思ったしだいだ。

観覧室へと誘う正面階段。上がった先には重量感のあるガラス扉。
階段の下では、少年がゲームに熱中していた。

1951年に開館した鎌近は、地方美術館の先駆けとして駆けぬけて来た。
鎌倉という文化が根付いた土地柄か、多くの文化人に愛されたそうだ。
川端康成が寄贈したという、大好きな古賀春江の「窓外の化粧」「サーカス」も本物を見た。
松本竣介という、若くして亡くなった画家の作品も知ることができた。
美術に造詣が深くない私でも楽しめた。行って良かった。

詳細は下記をクリック!HP→鎌倉からはじまった。


美術館を設計したのは坂倉準三氏、ル・コルビジェの弟子だ。
池に面したバルコニーの天井には、水面に反射した木漏れ日が波模様を作り出していた。
観終わって、器となる建物そのものが大きな美術品であると再認識した。
八幡宮の森と池に隣接した立地が、この美術館の大きな魅力である。


鎌倉に行く前に立ち寄った渋谷駅山手線ホーム。
SEALDs と高橋源一郎の対談集の本の広告を写真に収めた。
『民主主義ってこれだ』

Take it easy, Glenn Frey

イーグルスグレン・フライが先日亡くなった。
ここのところ、立て続けに惜しい人が亡くなっている。今日もイタリアのエットーレ・スコラ監督の訃報を新聞で見た。

さて、グレン・フライである。
イーグルスは70年代のアメリカロック界を代表するグループである。
そして何と言っても「ホテルカルフォルニア」の世界的大ヒットによるところが大きいだろう。
でもあまりに売れてしまったため、耳タコソングとなり、私はなるべく避けて聴かないようにしていた。
ただ、この曲と「デスペラード(ならず者)」のリードボーカルをとっているドン・ヘンリーのハスキーボイスが好きだった。
今回、イーグルスのヒット曲を聞き直して再認識したのは、グレン・フライの作曲の才能と、イーグルスのメンバーの歌の上手さだ。
グレン・フライのカントリーっぽい歌い方も気に入った。
ちなみにデビュー曲の Take It Easy はジェムス・ブラウンとグレン・フライの共作だそうだ。知らなかった。

1977年のワシントンDCでのライブ。

曲目リスト ( )内はリードボーカル
Hotel California ( ドン・ヘンリー) ー New Kid in the Town ( グレン・フライ) ー Take it to the Limit ( ランディ・マイズナー)ー One of these Nights ( ドン・ヘンリー ) ー Lyin' Eyes ( グレン・フライ ) ー Rocky Mountain Way ( ジョー・ウォルシュ ) ー 
The Best of my Love (  ドン・ヘンリー)ー Take it Easy ( グレン・フライ

アラン・リックマン、おまえもか!

14日に、またもう一人のイギリス人が亡くなった。
アラン・リックマンといえば、まず『ダイハード』の冷酷なテロリスト役にシビれた。


それから間もなく彼を見たのは『close my eyes 』という映画で、弟との愛を断ち切れない妻に苦悩する夫を演じていた。この作品、誰も言及したのを聞いたことがないのけれど、私は好きだ。

それから大好きなオースティン原作の『いつか晴れた日に』や、『マイケル・コリンズ』、『ラブ・アクチュアリー』、『スウィニー・トッド』など、いろんな作品にでている。これらは私のお気に入りでもある。

3年前にロンドンに行く前に見た『モネ・ゲーム』ではヌードを披露している。
舞台になったサボイホテルにロンドン滞在中に探索に行き、疲れてホテルの裏庭のベンチで休憩した。
帰りの飛行機の中で何気なく『モネ・ゲーム』を見ていたら、私たちが座ったあのベンチにコリン・ファースが座っているのに気がつき興奮したっけ。

友人も言っていたが、アラン・リックマンの魅力のひとつはあの声だった。
映画のデータベースIMDbには、たくさんトリビアが載っている。→Alan Rickman-IMDb
彼のトレードマークはRich smooth voice (張りのある滑らかな声)で、また、
2人の研究者によると、男性のパーフェクトボイスはアラン・リックマンジェレミー・アイアンズを合わせた声だそうだ。

彼は映画も監督していて、2作のうち最初の『ウィンターゲスト』を見ている。スコットランドを舞台にエマ・トンプソンが実の母親と共演した佳作だった。俳優の片手間とは思えない演出だと思った。

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David Bowie ふたたび

その昔、「タモリの音楽は世界だ」という番組がテレビ東京でありました。視聴者に当時高価だったMacが当たるという変わったクイズ番組でした。
タモリ好きだった私は毎週欠かさず見ていましたが、ある日デビッドボウイが登場し、他の有名人の名を騙っていました。誰だった思い出せず、デニーロかジョニデだったかな、と思っていましたが全然違いました。
お茶目なボウイ、見てください。

せっかくなので、このバンドTin Machine の曲をどうぞ。こんなロックなロックもやってたんですね。

そうそう、ボウイ展のドキュメンタリー『 David Bowie is 』が新宿と梅田で近々再演されるようです。
あの記事を書いた後、"David Bowie is "じゃなくて" David Bowie was"になっちゃた、と思ったら本当に悲しくなりました。

David Bowie is

今日仕事中にデビッド・ボウイが死んだと友人から聞かされた。先日アルバムを出したばかりだと聞いていたので、びっくりした。

3年前の夏ロンドンに旅をした。その時偶然ヴィクトリア&アルバート美術館でデビッド・ボウイの展覧会を開催していた。” David Bowie is " というその展覧会は大人気で、連日キャンセル待ちの列ができるほどで、日程の余裕のない私たちは残念ながら見ることはできなかった。

しかし、V&A美術館は素晴らしく美しかった。
まず、古典的な彫刻の像が居並ぶ長く続く回廊に魅了され、夏のやわらかな陽光が降り注ぐ中庭には噴水の池があり、水と戯れる子供たちとくつろぐ大人たちで賑わっていた。

入場を待つ人たちを横目に見ながら、美術館のカフェでランチを食べた。

悔しい思いをしたけれど、去年の1月新宿で、思いがけなく展覧会のドキュメンタリー映画を見る機会に恵まれた。

更にうれしいことに、このボウイ展は2017年に日本に巡回してくるらしい。

David Bowie is” 
そもそも人によってデヴィッド・ボウイという存在は様々だろう。
様々な分野で才能を発揮し、いろんな姿で登場し、人々を当惑させ、魅了した。
デビット・ボウイって?とらえどころがない。

デビッド・ボウイの出現は、中学生だった私には驚愕だった。
鶏ガラのように痩せた身体に奇抜なファッション。当時の私にはグラムロックは新しすぎてついていけなかった。今聞くと、とてもしっくりくるのが不思議だ。

イギリスの音楽雑誌Mojoが選んだボウイのトップテン。ファッションにも注目。

私にとってはボウイといえばこの曲。

80年代何故かハマってしまった”Let's Dance"アレンジがイイね。

そうそう、映画にもよく出ていた。軍人になったり、宇宙人やヴァンパイアになったり。

地球に落ちて来た男 [DVD]

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ハンサムだったね。

あけましておめでとうございます






















申年の今年は、狛猿のいる赤坂の日枝神社に二年参りをしました。
赤坂見附の駅に着いたころには、12時まわっていて歳があけてしまいました。
坂の上の神社の境内は人だかりが出来ていて、お参りに手間取りました。
烏帽子を被った雄猿と赤ちゃんを抱いた雌猿が、左右に陣取っています。
可愛い赤ちゃん猿の頭を撫でたいのか列が出来ていて、烏帽子で威張ってい見える雄よりも人気のようでした。






地獄谷のスノーモンキー。見ているこっちまでほっこりするのが不思議です。